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男の脳と女の脳

これも、かれこれ一ヶ月以上前のネタですが・・・
それは2月14日、奇しくもバレンタインズデーにセミナーがありました。タイトルは”Sexual Differentiation of the Human Brain”せめて、ホワイトデーにエントリーをと思っていたら、過ぎていました・・・アメリカには、ホワイトデーなんてないもの。
セミナーではDr. Swaabを「Mr. Thalamus」と紹介するくらい、視床(Thalamus)の研究で有名な先生だそうです。視床の一部である視床下部は性ホルモンを放出する下垂体を制御しています。ママがえる、視床は分野外なので、よくわからないんですけど、セミナーでは、視床と言いつつ、視床下部の話だったのかしら?と終わってから思いました。ママがえるが面白いな、と思ったのは、性別によって、ある神経細胞の発現パターンが異なる。細かいことはもう忘れてしまったので、情報は確かではありませんが、この神経細胞の発現パターンは、あるタンパクの発現の違いで見ていました。男性の場合、女性の場合、そして、性転換した人の場合(男性から女性)。この性転換した人の場合、発現パターンは女性のように変化します。それで、ピンと来たこと。ペン太さんのエントリーワタクシ的リフレッシュ方法。このエントリーに登場しているおかまさん達をペン太さんは、「よく気が付いて優しい。一緒にいると安らぐ」と表現されている。彼ら(彼女ら)が、性転換されているかどうかは知らないが、頭脳的には女性なのではないか。もしかしたら、その辺の女性よりも、女性らしいかも。
これから、もうちょっと男女差・男女平等という方向に発展させてみたい。Brain science的には、やっぱり、女性の脳と男性の脳は根本的に違うのよ。それは、女性と男性の社会的役割の違いにも現れてくるのではないか。
大見先生のブログブレンダと呼ばれた少年(注:大隅先生は、このブレンダの話を捏造論文について考える際に思い出す話として取り上げている。)で、環境因子が性別を決める、という研究がある。ママがえるが出席したセミナーでも、このブレンダ少年の話が出てきた。環境因子が性別を決める、といわれているのは、このマネーの論文だけだそうだ。ママがえる、あまりちゃんと勉強していないので、正確なことは言えませんが、性別を決めるメカニズムはとても繊細で、well regulated されている。ある、タイムウィンドーに男性ホルモンを浴びなかった胎児は遺伝的(XY染色体を持っている)には男性でも、頭脳的には男性になり損ねちゃうんです。(大隅先生のブログでは、反対の例が記されています。)性別は、環境因子で変化するものではない。生まれたときに備わっているものではないか。だから、性差があって当然。単に、子供が産める、産めないとかの次元じゃなっくて、もっと、高度なものにも差があって当然じゃないか。「話を聞かない男と地図が読めない女」という本のさわりしか読んでいないけど、女性と男性、違うんだから、その違いを理解したら楽しく一緒にいられるんじゃない?と言う提案をしてあった。パパがえると結婚するときに、教会の牧師婦人から結婚カウンセリングを受けた。その時に言われたのは、異性は、異星人ぐらい自分と違う、ということを心にとめておきなさい、と言われた。
脳の違いは行動の違いをもたらすのではないか。女性らしさ、男性らしさを数値化するのは難しいけど、ちょっと乱暴に、数値化できると仮定してみよう。勿論、個人差も大きいので、統計学的に有為な差が出るわからないが、やはり、差があるんじゃないか、とママがえるは思う。何を持って、女性らしさ、男性らしさを表現するか、というのも、個人によって千差万別だろうけど。例えば、女性が家庭的な傾向があると思う。家庭を守る、つまり家族の中の調和を保つとか、家族が心地よく過ごせるように気を配るとか、子供を育てるとか、女性本来が自然と身につけているものじゃないか。ほんと、個人差ありますから、家庭的傾向度が限りなく男性に近い人もいるでしょう。一方、男性でも家庭的傾向度が限りなく女性に近い人も然り。一般的に家庭的でない男性に家事を手伝えと言っても、女性のように家事が出来るようになるのは難しいと思う。だからといって、男性が手伝うべきではない、と言う訳ではないが、あまり過剰に期待しない方がいいんじゃないか、と思う訳だ。何で、うちの旦那は家事が出来ないんだ、と憤るより、まあ、男性なんてそんなもんよね,と思えたら、気が楽じゃないかなあ。その一方で、したたかに、旦那の家事訓練方法を練り上げて・・・
一方、すべての女性が、男性と同じぐらい社会で働けるとは限らないのではないか。能力のある女性、資質を生かせる仕事に就いている女性も、勿論いらっしゃいます。ただ、女性のいい所を蔑ろにしてまで、男性社会の基準に合わせて働かなくてはいけないのか???男女平等というと、女性も男性も同じように、つまり女性は男性に合わせなくてはいけない、というニュワンスをママがえるは感じる。何で女性が男性に合わせるんだ!女性も男性も違うんだから、足りない所を補い合えるような、社会にならないのか、と思ってしまう。男性が、家庭のことを女性に任せるのであれば、家庭を守る女性もそれなりに評価されるべきじゃない?ある意味、男性社会が専業主婦の正当なる評価を疎かにしたために、女性達は不平等を感じるのではないか。長年、家庭を守る女性達に正当な評価が出来なかった男性達が、社会に進出してきた女性達を評価できるのか?そして、ママがえるが思うのは、働くママ達が働くことでの悪いストレスがどれだけ家庭に影響するのだろう?子供達は?社会が、女性の労働力を求めているのは確かだと思う。ストレスいっぱいの働くママに育てられた子供達が大人になったら、どうなるんだろう?働くママ達の中でも子供のことを真剣に考えている人も多いと思う。これまた、個体差があるから、残念なことにそんなこと気にしない人もいるはず。理想家なのかもしれないけど、ママがえる、自分の国が、地域が、そして、地球が、ぼろぼろに、くたくたになって欲しくない。神はこの世に男性と女性を作られた。それは、それぞれだと不完全だからであって、二人が協力し合うことによって、よりよいものが作れるためじゃないか。子かえる達を育てながら、彼らが将来を担えるような、生きる力のある子になって欲しい、と思う。

追記:この長文につきあってくださって、ありがとうございました。長すぎたよね。ママがえるも書き疲れてしまった・・・
by kaerunokosodate | 2006-03-22 01:42 | ひとりごと
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