カテゴリ:仕事・研究( 23 )

告白

言っちゃった。ボスに、やめるって。
まあ、6月のアポイントの更新はしない、と言っていたので、彼もそれなりに予想はしていただろうけど。
すっきりした。これで、おおっぴらに、トロント行きの準備が出来ます。
最後にどれくらい、仕事をしないといけないか・・・それに、後片付け。忙しくなるんだろうなあ・・・今から、ぐるぐる目が回りそうです。
[PR]
by kaerunokosodate | 2007-04-02 06:03 | 仕事・研究

ラボミーティング、終わった!:ボスに対してい思うこと

今日は、ラボミーティングのjournal clubが当たっていました。終わって、ほっとした所。紹介する論文は、前から決めていたので、直前に、どれにしようと、慌てる必要はなかったものの、準備には気を遣う。英語で説明するので、とっさの表現も、あらかじめ準備が必要だし。というか・・・ママがえるのボスは、英語の表現に対して、とても厳しい。曖昧な表現を使うな、とかね。更に、アナトミー(解剖学)が嫌いなママがえる、脳の細かい部位の名前は・・・発音できません。(プラス、空では綴りも書けない。自慢できないか・・・)いくら、若いとき、留学していて、しょうもない生活会話は苦にならないけど・・・サイエンス英語って、ある程度、言葉を知ってしまえば、楽なこともあるけど、論理展開などになると、サイエンス英語以上のものが求められて、辛いものがある。(随分前の、ペン太さんのコメントを思い出してしまう。)
まあ、今回のjournal club、まる一日かけて用意をした。別に、スーパー難しい論文ではないんだけど、そんなに時間がかかった理由は、やる気がないから。やる気を出さなきゃ、モチベーションを持って、といろいろ自分でも叱咤激励してはいるつもりです。理由の一つは、もうカナダに行くし。(その前から、ボストンは出て行くし、と心づもりがあったからだけど。)もう一つの理由は、最近、自分でも気が付いたのだが、ボスとのコミュニケーションがうまくいかないからでしょう。ボスに対する不信感。彼を知っている人は、「いい人」と、間違えなく言うんだけどね。だけど、彼はnon-native speakerの英語を信用していないんだわ。ママがえるがいくら説明しても、彼は理解しないし、しようとしてくれなかった。他の、native speakerを介して、私の言いたいことを理解してくれる。(それで、分かってもらえるだけでも、いいのだろうか?)ボスは他の中国人ポスドクとのコミュニケーションについて、いろいろ愚痴っていたが、それは、この中国人ポスドクに限らず、non-native speakerポスドクみんなにいえることなんだ、とやっとママがえるが自覚した。その前から、本能で、何かおかしい、と気が付いていたようだ。だから、やる気が起きなかったんだなあ・・・と妙に自分で納得してみたり(単なる責任転嫁かも?)。
ボスとサイエンスについて、コミュニケーションが取れないって、やっぱりショックだ。彼に対して、説明したい、と言う気持ちがそがれるし、ママがえるの理解度および論理展開も欠陥があると攻撃する気がしてくる。実験したら、説明しなくちゃ行けないし、やってみたい実験も、説明しなきゃ行けない。でも、説明しても、分かってもらえないなら・・・やる気はなくなる。自分のやりたい実験はなかなか出来ないし、彼がママがえるにさせたい実験ばかりしていたら、ママがえるって、テクニシャン?なんて思ってしまう。でも、給料をもらうためには、仕方のないことか?負の悪循環だ。
やっと、このボスからも解放されるのか、と思うと嬉しいのだが、トロントで仕事を見つけるには、彼から推薦状は必要だし・・・それに、こんなモチベーションが下がった状態で、トロントに移ってから、バリバリ仕事をしていく自信も、だんだんなくなってきてしまうんだけど・・・はあ。
[PR]
by kaerunokosodate | 2007-03-15 00:28 | 仕事・研究

職業としての研究者

ママがえるは、中学生の時に研究者になりたい、と思いました。研究者になって、遺伝子操作という技術を使って、食糧問題を解決するんだ!と大きな夢を抱いた訳です。いろいろ勉強するうちに、人の体の方が面白い、と思って医学系の研究に方向転換してしまいましたが。
ママがえるが欠落していたのは、生活するための職業という認識でしょうか。研究という、半分趣味とも思えることを仕事にして、お金をもらえるなんて、そんなおいしい話は転がっていませんね。
パパがえるが先日、日本に緊急一時帰国した時、お会いした先生のラボは、来年度の4月から博士課程に来てくれる学生がいないとか。思わず、「学生君、賢明な選択だよ。」と思ってしまいました。今のこのような博士を取って、一生懸命研究しても、安定した生活ができないような仕事しか取れない状況では、博士課程への進学はそれ程魅力的ではないと思う。ポスドク一万人計画が発表された時から、このような状況は予測されていた。以前話題になった、創作童話「博士(はくし)が100にんいるむら」。無職、および行方不明者は100人中24人、およそ2割。つまり、5人に一人は、まともな職に就けない訳です。更に、ポスドクも20人。ポスドク、無職、および行方不明者を含めるとおよそ4割。彼らも、フリーターやニートのカテゴリに入るのではないでしょうか。国が、フリーターやニートの支援をするとか、しないとか。ポスドク達はどうなんでしょう?支援してもらえるんですかねえ。
アメリカでも、ポスドク達があふれていると思います。ハーバードやMGHでは、ポスドクの組合、ポスドクアソシエーションが出来ました。プレゼンの仕方、履歴書の書き方、プロモーションのために、インダストリーでの就職活動、ネットワーキング等々の活動をしてます。MGHでは、5年ルールというのが出来ました。5年以上、ポスドクが出来ません。確か、NIHもそうだったと思います。MGHの場合、5年経って、インストラクターに上がれれば、そのまま居続けることが出来ます。上がれなかった人はどうするんでしょうねえ。ある意味、これであなたの研究者としても実力はこんなもんよ、と印籠を渡されるのでしょうか。ただ、アメリカでは、アカデミックじゃなくても、その他のキャリアパスが広い感じがします。インダストリーの研究のみならず、法律事務所とか、コンサルタントとか、日本ではまだ考えられないような道も開かれている感じがします。他の道にも余裕があるというか。
パパがえるの研究に対する意欲がめっきり落ちてしまいました。「肉体労働の研究者」は自分がやりたいことよりはボスがしたいこと、をする傾向があるので、研究の目標を見失ってしまう。それに、職探しがうまくいかないことによって、パパがえるは自分が今までしてきた研究は評価されなかった、と感じている。もう、この時点で、「負け犬」なんでしょうか?などと、ママがえるは思ってしまう。「勝ち犬」の方は、存在するだけで、ポスドク研究者には励みになります。「負け犬」の方は、「死人に口なし」じゃありませんが、「負け犬」を主張したがりらないでしょう。ママがえるも、当事者じゃないので、パパがえるの代弁者、みたいな感じで、吠えられますが・・・
職業としても研究者、やりがいのある仕事だと思います。でも、夢を食っていこう、ぐらいの覚悟がないと、やっていくのは大変なのも、事実だと思うのですが。
[PR]
by kaerunokosodate | 2007-02-22 06:30 | 仕事・研究

ポスドク問題

パパがえるの就職活動は苦戦を強いられています。まだ、まだ行く先が決まりません。日本に帰るには、ポスドクと言う職しか残っていないのかもしれません。日本でポスドクにもなれなかったら、どうするんでしょう。パパがえるは、「ハンバーガーでも売るか」とぼやいています。でも、笑い事じゃないんですよね。
「ポスドク問題」をいろいろ見聞きしてきたけど、その時は、自分たちも渦中にはいるけど、厳しさが実感できなかった。まさか、自分たちも、対象になるとは、思っていなかった、とい言うのが正直な気持ちだろうか。学生なら、実験をして論文を書いたら、なんの不安もなく卒業できた。でも、ポスドクの卒業は、したくても、させてもらえない。それに、給料も安いし。こんな給料で、一生やっていくの?と思ってしまう。いくら最高学位でも、こんな給料じゃぁ、生活していられないよ、と思ってしまう。
誰かのブログのコメントに、「頭を使う研究者」と「肉体労働の研究者」というような表現を使っていて、なるほど・・・と思ってしまった。「頭を使う研究者」は、自分のやってみたいことを自己実現できる立場で、やりがいがあるし、がんばった分だけ、評価される。だけど、「肉体労働の研究者」って・・・惨めですよね。別に、自分が怠けていた訳じゃない。自由になりうるすべての時間を使って、研究しても、「肉体労働の研究者」にしかなれないなら、研究している意味がむなしくなってしまう。「頭を使う研究者」と「肉体労働の研究者」の違いは、何なのだろうか?業績?運?コネ?パパがえるは、業績でフェアーに評価してもらえる、と信じている。だから、自分の業績に自信がある。ポスドク7年目でequal contributionも含むけど論文3本。上を見上げれば切りはないけど、そんなに、悪くないと思う。なぜ仕事が取れないのだろう。彼よりも、もっと業績のある人たちが、まだまだ職が取れていないのだろうか。そうだったら、本当に、大変だなあ。
日本は明らかに年齢制限があるけど、アメリカもあまり長くポスドクをしていると、職探しの時に受けは良くない。旦那の同僚が、ポスドク7年目で仕事を取った時も、「ポスドクが長すぎる」と言われたらしい。だから、パパがえるも、今年の職探しがアメリカじゃあ最後だ、と思っているのだ。旬があるからねえ。
もし、パパがえるのボスが動かないのであれば、何となく、研究を続けられたかもしれない。今年も、仕事が見つからなくても、なんとか生活はできるし。ボスからこき使われても、まあ、論文になれば、とも思えるだろう。そして、そのまま、「肉体労働の研究者」の道を突き進んでいくのだろうか。
第一期ポスドクの人たちは、もっと、大変なんだろうなあ。って、ママがえるじゃん(第3期目ぐらい?)。ママがえるにも、キャリアパスって可能かなあ?
[PR]
by kaerunokosodate | 2007-02-21 06:33 | 仕事・研究

アメリカか日本か?アメリカがいい、日本がいい?

アメリカも日本も、いい所、悪い所があって、どっちもどっち。なかなかどちらか一方を選ぶのは難しいものである。
かえる家の場合、ママがえるの独断と偏見により
アメリカの方がいいと思えること。
仕事・研究。パパがえるがこちらでテニュアトラックを取れたら、今まで築き上げた研究を続けられる。また、独立である。つまり、上の教授の下庇護される、働かされることなく、自分の世界が作れる。
広い家に住める。それも、広い庭付き。手入れをするのが大変なので、そんなに広い家には住みたくないけど、あこがれる。家庭菜園をしたいママがえるにとっては、庭は魅力的。
子かえる達の教育。いろいろなメディアから想像する最近の日本人の子供は、もやしっ子みたい。また、日本人の価値観の勉強さえ出来れば、と言うのもママがえるは相容れない物がある。アメリカの優等生は勉強以外にも、スポーツ・音楽・リーダーシップ等々、いろいろな要素を要求されるし、そのように総合的に育てている。
情報の制限。特に子かえる達に関して、余計な情報、過激な情報をシャットアウトしやすい。親がえるが子かえる達に対してかなり情報操作はしている。ありすぎて振り回されるより今の子かえる達にはいいかなあ、と思う。

日本がいいと思えること
仕事・研究。もし、期限付きでも助手以上で帰れたら、ちょっとは安泰?!将来に対して、無職になる、と言う不安の軽減。
食事。おいしいものが食べられる。特に魚。また、日本人の体質にあったダイエット。日本食が日本人の体に合っていると思う。それを、子かえる達に受け継がせることが出来る。
日本語・日本文化の伝承。日本にいるから伝えやすい。言葉だけではなく、わび・さびのような日本人独特の感じ方も身につけることができやすい。
親・親族の問題。やはり遠い海の向こうよりは、近い方がお互い心強い。親の老後問題は避けて通れない。

アメリカの方がよくないと思えること(日本がいいと思えることの加えて)
仕事・研究。パパがえるがテニュアトラックを取れたら、独立出来ていいのだが、テニュアを取るその後数年間も、また厳しい。うまくいかなければ、また無職、と言う恐怖感・不安感。
金銭面。老後の資金だけではなく、教育費、住宅購入等々のファイナンシャルなことの知識がなさ過ぎ。それを英語で全部勉強していかないと、最低限の老後が暮らせるか、不安だろうなあ。それに、今は仕事が保証されているから安心だけど、無職になった時、失業保険もないし退職金もないし。単位の換算が難しいように、金額の感覚・換算が難しい。

日本の方がよくないと思えること(アメリカの方がいいと思えることに加えて)
人混み。ママがえる、あまり人混みが好きじゃありません。ボストンでも、もう十分、ましては日本なんて・・・ごみごみしすぎて、耐えられるか?!
病院の待ち時間。アメリカがいい医療だとは思わないけど、予約制で診察してもらえるのが嬉しい。子供がいて、長い間待たされるのは辛いと思う。

いろいろ批判的にいい所、悪い所をあげてみても、アメリカに住むと言うことは、ビザ問題も含めて、外国人として「住まさせてください。」って卑屈な感じがしなくもない。日本に帰るのかなあ・・・といろいろその気になってきたら、日本人なんだもの、日本に住むのも悪くないんじゃない?住めば都だもの、と思える今日この頃。
[PR]
by kaerunokosodate | 2007-01-31 03:55 | 仕事・研究

パパがえるのアメリカでの職活動を通して

ママがえる自身は、実際アメリカでのジョブハンティングはしていません。パパがえるがしているのを見ていて、同業者として感じたことを少々書いてみたいと思います。
ママがえる達がボストン・ハーバードという環境なので、他のアメリカの研究機関とは若干状況が違うと思いますので、あくまで、ママがえるが個人的に思ったことです。
この数年、特にバジェットがタイトなこともあって、研究主体のポジションではジョブハンティングしている時点でファンディングを持っていることを要求されているような気もします。日本と違って、アメリカはプライベートなファンディングも豊富ですから、例えNIHがらみのファンディングにアプライ出来なくても、実験三昧にならず、ファンディングに関しても意欲的になるべきだったかなあ、と、パパがえるを見ていて思いました。去年から、NIHの若手グラントでグリーンカードがなくてもアプライ出来るようになりました。パパがえるは、学位所得後5年以内、と言う規定のために出せませんでしたが、これは魅力的なグラントです。それに、ハーバード医学部関連の場合、インストラクターという身分があります。ポスドクの上で、若干インディペンデント、つまりグラントのアプライが出来ます。でも、ファカリティーではないので、身分は不安定です。Departmentによりますが、R01が取れたら、assistantに昇格できるところが多いようです。ハーバード医学部関連の場合、主体が病院ですので、臨床をしながら研究する人も少なくありません。生活費は臨床で、キャリアのために研究を、と言う感じがしないでもありません。だから、このインストラクターを言う身分が成り立つのか、とも、ママがえるは感じるのです。パパがえるも、インストラクターになればいいのに、と思ったのですが、パパがえる曰く、パパがえるのボスは、とても欲張りです。なかなか、パパがえる単独でのグラントには協力的ではありませんでした。また、そのため、パパがえるのストラテジーはボスにアイディアをあまり出さないことでした。アイディアを出すと、全部取られてしまうのを怖れたからです。独立した後、どれだけ自分独自のアイディアを持っているか、も大切です。テニュアトラックポジションの場合、大学・研究機関によって異なりますが、早くて3年以内にR01が取れなかったら、クビ、と言う所もあります。ボス、および自分のグラントを取るためにアイディアを出し切ったら、独立した時、自分に何も残らないのも困ったものだ、とパパがえるが思ったのでした。ボスによっては、ポスドクを独立して扱ってくれて、出したアイディアを尊重してくれる人もいるでしょう。たまたま、パパがえるのボスは運悪く、何でも自分のものにしてしまう人、ポスドクをテクニシャンのように扱う人だったので、パパがえる自身がボスにインストラクターへのプロモーションを交渉する労力を払う気になれなかった。
パパがえるがグラントを一つも持っていなかった、というのはジョブハンティングの上でマイナス要因でした。他に感じたことは、郷には入れば、郷に従え。パパがえるはアメリカの文化に関して、表面的にしか知らなかった。また、積極的に関わろうとも、知っていこうともしなかった/できなかった。パパがえる自身がラボだけでなく、他にも世界を広げられたらとも思う。でも、ママがえるも仕事をしていて、パパがえるにも家事や育児をシェアーしてもらったので、時間的に余裕がなかったのが事実だ。日本と違って、アメリカはリソースが豊富なところがあります。例えば、新米PIに対するセミナー。ママがえるが属するMGHでもNoontime Learning Seminorが月に一度ぐらいあって、time management、CVの書き方講座等々いろいろやってくれます。そのようなものをいかに上手く使いこなすこともアメリカで生き残っていくコツではないかと。パパがえるの場合、いい論文だけで、評価してもらえて仕事が取れると思っていた、とママがえるは思う。研究をしているものにとっては、まっとうなことだと思う。でも、アメリカでは、急速に業績よりも研究費指向に変わってきた感じがします。ある意味、適応力の柔軟さも必要だったかな。
アメリカで独立された研究者の方の話を聞くと(ブログを読むと)、適材適所という感じがします。パパがえるの場合、アメリカでは、どこにも合う場所がなかった、と言うだけなのか。日本でもあるのかぁ???
[PR]
by kaerunokosodate | 2007-01-27 06:02 | 仕事・研究

近況

12月頃から、あまりブログを書く気になれませんでした。その理由は、パパがえるの就職活動が終盤にかかってくるからです。
昨シーズンは、初めてで終わってみるまで、夢を持ち続けることが出来ましたが、今シーズンは絶望感との隣り合わせでしょうか。
パパがえるの場合、今シーズンは、アメリカ・日本と合わせて40ぐらいアプライしました。ほとんどが、11月に応募締め切りです。12月になると、電話インタビューが始まります。パパがえるは、なぜか一つも電話インタビューがなく、突然インタビューの招待が来ました。それも、結局一つだけ。昨シーズンも一つだけだったので、パパがえる曰く、「嫌な予感がする」と言っていました。ママがえる自身、ちゃんと統計を取っていませんが、仕事を取れる人は出したアプリケーションの1割ぐらいから、インタビューを呼ばれるそうです。パパがえるの場合、後二つぐらいあったら、「これはいけるかも」と思えたことでしょう。
1月にはいると、続々リジェクションメールを受け取ったそうです。また、これ以上インタビューの招待も来ないので、このシーズンも一発勝負です。
それで、パパがえるは先日、インタビューに行ってきました。初めはセミナーだけかと思っていたらしいのですが、直前にスケジュールを尋ねたら、「チョークトーク」が含まれていました。大急ぎで、チョークトークの準備をしたそうです。数年前までは「チョークトーク」はセカンドインタビューですることが多かったようです。ただ、近年の傾向でしょうか、バジェット不足もからむのか、ファーストインタビューで「チョークトーク」をするところも増えているそうです。「チョークトーク」とは、黒板とチョークを使って話をすることですが、具体的には将来の実験計画の発表でしょうか。場所によって求めるものが違うかもれしれませんが、研究主体のところでは、R01の下書きを見ているような気がします。
パパがえるの二つ目のジョブインタビュー。今回は、空港に着いた時から、ファカリティーのお迎えがあり、ファカリティーや学生さん達との食事もあり、一般的なインタビューをしてきたようです。帰ってきた時のパパがえるの手応えは・・・・「チョークトークで手厳しくやられた・・・」と落ち込んで帰ってきました。また、更に、グラント、特にR01を持っているか、と会ったファカリティーのほとんどから聞かれたそうです。
パパがえるがインタビューに行った所は、新しく学部を設立したとかで、採用人数もたった一人ではなく、数人なので、もしかしたら、その中には言っているんじゃない???と、端から見ているママがえるは思うのですが、当事者であるパパがえるが一番分かっていることでしょう。
パパがえるがジョブハンティングを始めて一年ちょっと。精神的に辛いです。パパがえるが一番辛いでしょう。インタビューに呼ばれることはすごいことです。でも、仕事が取れないと言うことは、ある意味、自分がしてきた研究が評価されない、ということなります。自分が否定される。それに、この将来、仕事が見つかるか分からない、その不安。ママがえるは正直、パパがえるが壊れるのではないか、と不安もあります。ストレスは人生の中で一回や二回あってもおかしくないのかもしれません。ただ、自己否定されるストレスは希望もなく、妻として、同業者として、パパがえるが苦しんでいるのを見るのは、辛いのです。
アメリカでのジョブハンティングもそろそろ終わりそうです。1月15日アプリケーション締め切りだったところからもリジェクションメールが届いたそうです。パパがえる曰く、「アメリカでジョブハンティングの経験が出来てよかった」と言っています。この経験が、将来のパパがえるの研究に活きて欲しいです。
[PR]
by kaerunokosodate | 2007-01-26 02:18 | 仕事・研究

学会の感想

去年行かなかったので、一年ぶりの学会。すっかり様子を忘れていました。それに、久々のコブ無しだで、今までと状況も違う。学会会場に到着しても、何をしていいか、とまどってしまいました。それに、下準備は必要ですね。自分が何を聞きたいか、頭の中で整理出来ていないので、すっかり聴き損ねたレクチャーも多く、これが残念。せっかく自由に行動出来たはずなのに・・・相変わらず、会場は広く、歩きくたびれて(運動不足が顕著に表れます)、何となく学会中は調子に乗れずに終わってしまった感じ。
学会での一番の収穫は、いろいろな方に出会ったことだろうか。勿論、懐かしい人との再会もあったし、新しい出会いもあった。独り身だったから、というのは、大きな要因だったと思う。夜も、ふらふら出歩けましたので。それに、ホテルの部屋をシェアーした先輩と、夜な夜なおしゃべりをしたのも楽しかったですね。すっかり独身気分を楽しませてもらいました。
肝心の自分のサイエンスの方は・・・今の実験のトラブルの解決策のために、いろいろ情報収集が出来ました。ポスター発表の方は、それなりにお客さんも来てくれて、繁盛、繁盛。
パパがえるに子かえる達を頼んで、それなりに学会を堪能させていただきました。でも、やっぱり、疲れちゃうのよね。
[PR]
by kaerunokosodate | 2006-10-18 06:04 | 仕事・研究

ママがえる一人旅

土曜日より、ママがえる、一人で北米神経科学会の学会にアトランタに行ってきます。
いろいろと、準備不足ですが、どうなるんでしょう。(学会の発表準備の方は問題ないんですけど)ボストンに残るパパがえると子かえる達。食いっぱぐれることがないといいのですが。ママがえる自身、学会開催地のこともリサーチしていないし。空港から会場までどのくらいかかるんだろう???もちろん、レストランサーチなんかも、もちろん全然していません。あーーぁ、本当に大丈夫かしら???
[PR]
by kaerunokosodate | 2006-10-13 04:24 | 仕事・研究

パパがえるが研究室を去りたい理由

またまた、パパがえるの話題ですが、これから、留学しようと考えている方、(得に博士号しかなくて、帰るところのない人)ラボの選択は、ほんと慎重にしてください。得にボスの人柄には。
パパがえるが研究室を去りたい理由は簡単。ボスの下でこれ以上仕事をしたくないから、のようです。この一年の間に、パパがえるのラボから、数名が独立していきました・行きます。その彼らに、パパがえるのボスが出した条件:今の仕事を引き継いだ場合、例えば今使っているマウスを使って仕事をする場合、ラストオーサー(シニアオーサー)はボスにすること、だそうです。これに対して、パパがえる、怒っています。独立して、早く自分がラストオーサーの論文を出したいのに、いつまでもとボスが甘い汁を吸おうとしているのでしょう?!コンペティティブでない実験には論文にすることに消極的なのに、独立して論文を出させて、ラストオーサーを取るなんて・・・また、ボスはポスドクが独立していくのを、嬉しくは思わないようです。反対に、レイバーが失われるので嫌なようです。パパがえるが、快く送り出せばいいものを、と同僚がポジションを取ったときに言っていました。パパがえるが日本に強く帰りたいと思うようになったのは、もしアメリカにいると、いつまでも今ボスの影響がつきまとうからのようです。だから余計に、アメリカでのポジション取りには、意欲的になれないようです。
パパがえるが留学先を決めるとき、その先の就職活動まで見極めて、ラボを選ぶことまでは考えていなかったようです。ボスが、ポスドクが独立することに協力的かどうか、これで随分違ってきます。ハーバード界隈のボスは、論文よりも、研究費取りに必死です。研究費獲得のためのプレミリナリーデーターの方が論文よりも大切なボスも少なくないと思います。そんなボスは気をつけましょう。いつまでも、プレミリナリーデーターを出す実験ばかりさせられます。ポスドクのキャリアなんて、心配していません。いい仕事をして、なおかつ面倒見のいいボスのところに行くのは大変だと思います。とても、人気がありますから。これから留学される方は、自分を安売りすることなく、ポスドクを大事にしてくれるボスのラボを選択できる選別眼を磨いてください。一度、海を渡ると、なかなか本国に帰れません。
[PR]
by kaerunokosodate | 2006-08-30 04:59 | 仕事・研究