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ままがえる出産記 ちびかえる編:妊婦生活其の二

妊娠中期のもう一つのイベントは、旅行。と言っても、学会に行っただけなんですけど。妊婦だからと言って、なぜ旅行に行っちゃいけない?と言わんばかりに、先生は、学会参加は問題なしと言ってくれました。それで、サンディエゴまで行って来ました。ママがえる一人で。学会は、911の後。その年は、日本人の参加者が少なかったので、寂しかったですが、ホテルでは先輩とお部屋をシェアーしたので、楽しかったです。それから、学会最終日、学会会場で高校の同級生と、空港に向かう直前に遭遇したり、いろいろありました。妊婦でも、やればやれるんだ、と思ってしまいました。まあ、おなかが大きいので、いつもより動きは緩慢でこなせることも少なくなりますが、それを頭に入れて余裕を持って上手に計画して行動すれば、出来ないことはないんじゃない?無理して計画してストレスが貯まると、赤ちゃんにもよくないしね。
妊娠中期にはいると、赤ちゃんの胎動を感じれるようになりました。これが楽しいです。赤ちゃんをほんとに感じることが出来て、母親になる自覚が生まれてくるというか。特に最初の子の妊娠は、他に邪魔されるものがないので、赤ちゃんとの対話が密だったと思います。それは、言葉では表せないような、幸福感。赤ちゃんが生まれてきたら、こんな幸福感に浸っている時間は、なかなかないですね。
妊娠後期になって、ママがえる、だいぶ疲れやすくなりました。おなかが、大きくなって、動き回るのが大変。それに、元々ちょっと貧血気味だから、余計に疲れやすかったと思う。アメリカだったから、あまり無理せずマイペースで出来たのでしょう。そのころ、ママがえるの仕事は、マウスのembryoの頭を取りだして、細胞にして、ソーティングしてもらって、受け取った細胞からRNAを取りだして、Longwoodにあるアレイをしてくれるコアに届けていました。マウスのembryoから頭を出す作業を見ていた、画像解析の仕事をしている日本人の小児科の先生は、ママがえるに「妊婦の精神衛生上、あまりよくないんじゃないですか」と言ってくれました。やっぱりそうなのかしら?でも仕事ですからねえ。仕事だと思うと、割り切って出来ちゃうもんなんですよね。
後期になってから、いろいろ先輩ママさんに話を聞きに行きました。あまり日本人の知り合いは多くありませんでしたが、数人の方にお会いできました。出産に関して、子育てに関して、いろいろわからない所を教えてもらいました。それから、先輩ママから、子供を産む前に遊びに行くように、と言われて、大きいおなかを抱えながら、遅まきながらレストランに行ったり、劇を見に行ったりしたのも、この頃です。
そろそろ、ちびかえるの誕生です!
by kaerunokosodate | 2006-04-11 02:11 | アメリカでの出産記
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