人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ちびかえるの自転車

この春、ちびかえるは友達から自転車をもらった。ただ、ちょっと、ちびかえるには大きかった。三輪車の方が上手にコントロールできるので、なかなか自転車に乗りたがらない。でも、ちびかえるが自転車に乗れたら、ちびちびかえるが三輪車に乗れる、という循環があるんだよね、親がえる的に。
日曜日の夕方、家から一番近い公園に、舗装された道が、公園のなかを一周してあるのに気が付いて、子かえる達と自転車を連れて、公園に行った。アメリカの自転車って、たまに、ペダルを後ろに回すとブレーキになる自転車がある。ちびかえるの自転車もそうらしい。ちびかえるは三輪車で、ペダルを後ろに回して後進するのが好きだ。自転車が好きになれない理由の一つは、この自転車はペダルを後ろに回しても進まないこと、じゃないかと思う。ママがえるも気が付かなかったのだが、どうも、この自転車のプレーキはペダルに付いているようです。それをちびかえるに説明したら、分かったのか、それから、ペダルを後ろには回さなくなった。
公園の舗装はだいたい三角形になっていて、一辺が上り坂、他の一辺は下り坂。最初のうちは、上り坂でつまって自分一人で一周回れなかった。自転車がちょっと大きいため、ペダルが止まるとこぎ出せない。それも、自転車が嫌いだった原因だったと思う。ちびかえるが立ち止まってしまうと、ママがえるが後ろから押すこと何回か。初めのうちは、下り坂のスピードに慣れずに、ちょっと怖がったが、直に一人で一周、止まらずに回れるようになった。調子に乗って回っていたら、お年を召したおばさんにぶつかってしまったらしい。ママがえるは離れていて、現場を目撃していなかったのだが、どうも様子がおかしい、と思ってちびかえるの近づいたら、おばさんの妹さん達が説明してくれた。ちびかえるは、怖かったのか、泣きだしてしまった。おばさん達も、もう大丈夫よ、といってくれたのだが、ちびかえるは泣きじゃくる。ママがえるも、どうやって説明したらいいのかなあ???と悩んでしまう。わざとやった訳でもないし、次は気をつけなさい、ぐらいしか言えない。やっと、泣きやんだところで、謝りなさい、というと、もう言ったという。もう一度言いなさい、といっても、言わない。自分がしでかしたことに対して、恥ずかしい気持ち、分からないでもないが、ちゃんと謝った方が、後々気分がいいよ、といったが、頑として、聞かない。その一方で、ちびちびかえるが、愛想をおばさん達に振りまいてくれるから、その場が和んでよかったよ。おばさん達が、もう大丈夫だから、また元気よく、自転車を乗りなさい、といってくれて、ちびかえる、再び挑戦する。ちびかえるの気持ちの揺れが、自転車乗りに反映する。さっきまですいすいこいでいたのが、度々立ち止まる。それに、おばさん達の近くを通るときは、舗装されていない公園の真ん中の芝生に突っ込むようになる。何度か、おばさん達の前を何度目か通過した時、ちびかえると追突したおばさんが、ちびかえるに拍手を送ってくれた。それで、ちびかえるも気をよくしたのか、だんだん調子が出てきた。後11週回る!と言って走り出した。11週目、「おばさん達に、バイバイ言うのよ!」と言ったら、最後は、「バイバイ!」と言えるようになった。
子供がいけないことをしたとき、子供に、しっかりした態度を取らせるのって、難しいなあ・・・と思う。子供の気持ちも考えずに謝れ、と強制しても、きっと子供は理解できないだろうし。ママがえるも苦手なところだ。
by kaerunokosodate | 2006-08-06 03:44 | 子かえる達
<< 8月が始まった 天体観察 >>